写真・動画の位置情報を消してから共有する方法(iPhone・Android・パソコン)
更新日: 2026/10/24
スマートフォンで撮った写真や動画には、撮影した場所や日時などの情報が、ファイルの中に記録されていることがあります。そのまま共有すると、自宅や職場の場所が、知らないうちに伝わってしまうおそれがあります。ここでは、その仕組みと、共有前に消す方法を、機種別に説明します。
写真に記録されている、見えない情報
写真ファイルには、画像のデータとは別に、「メタデータ」と呼ばれる付加情報が、記録されています。代表的な形式は、Exif(イグジフ)です。撮影した日時、カメラやスマートフォンの機種、レンズや露出の設定、そして、位置情報(緯度・経度)が含まれることがあります。
位置情報は、カメラアプリの設定で、位置情報の利用が許可されていると、写真ごとに、記録されます。地図アプリや、一部の写真ソフトを使うと、その写真が撮られた場所を、地図の上で、確認できます。動画にも、同じように、位置情報などが、記録されることがあります。
ふだん写真を見ているだけでは、こうした情報は、見えません。だからこそ、気づかないうちに、共有してしまいやすいのです。
共有すると、何が起きうるか
たとえば、自宅の近くで撮った写真を、位置情報つきのまま、他の人に渡したとします。受け取った人が、写真のメタデータを見れば、撮影場所が、番地に近い精度で、わかることがあります。子どもの写真、ペットの写真、自宅の室内の写真などは、特に、注意が必要です。
SNSの多くは、投稿するときに、位置情報を自動で削除する仕組みを持っています。しかし、ファイルをそのまま、ダウンロードできる形で共有する方法では、元のファイルが、そのまま相手に渡ります。ファイル共有サービスや、メールの添付では、位置情報が、残ったまま届くことがあると、考えておきましょう。
iPhoneで、位置情報を消して共有する
画面の表記や、操作の手順は、iOSのバージョンによって、少し違うことがあります。見つからないときは、お使いのバージョンの案内を、確認してください。
- 写真アプリで、共有したい写真を開きます。
- 共有ボタンを押して、共有メニューの上部にある「オプション」を押します。
- 「位置情報」のスイッチを、オフにします。
- そのまま、共有先のアプリや、ファイルの保存先を、選びます。
- 今後の写真に、位置情報を記録したくないときは、「設定」の「プライバシーとセキュリティ」から、「位置情報サービス」、「カメラ」の順に開き、「しない」を選びます。
Androidで、位置情報を記録しない・消す
Androidでは、機種やカメラアプリによって、設定の名前や場所が違います。多くの機種で、カメラアプリの設定に、「位置情報タグ」や、「位置情報を保存」といった項目があり、オフにすると、以後の写真に、位置情報が記録されなくなります。
すでに撮った写真から、位置情報を消したいときは、ギャラリーアプリの、写真の詳細画面から、位置情報を編集・削除できる機種があります。機種に、その機能がない場合は、メタデータを削除する、専用のアプリを、使う方法があります。アプリを選ぶときは、提供元や、評価を、確認してから、導入してください。
Windowsで、位置情報を消す
- 写真のファイルを、右クリックして、「プロパティ」を開きます。
- 「詳細」のタブを開き、一番下にある「プロパティや個人情報を削除」を押します。
- 「このファイルから、可能なプロパティをすべて削除してコピーを作成」を選ぶと、情報が消えた、コピーが作られます。元のファイルは、そのまま残ります。
- 「このファイルから、次のプロパティを削除」を選ぶと、消す項目を、選べます。位置情報(GPS)の項目に、チェックを入れて、実行します。
Macで、位置情報を消す
Macでは、「プレビュー」アプリで、写真を開き、メニューの「ツール」から、「情報を表示」を選びます。表示された、インスペクタの「GPS」のタブに、「位置情報を削除」のボタンがあります。押すと、その写真から、位置情報が消えます。
「写真」アプリでは、書き出すときに、書き出しのオプションで、位置情報を含めるかどうかを、選べます。共有用に書き出すときは、位置情報を含めない設定にしておくと、安心です。
写真の中身にも、気を付ける
メタデータを消しても、写真そのものに、場所を特定できる手がかりが、写っていることがあります。たとえば、家の表札、郵便物、近くの看板、窓から見える景色、学校や会社の制服、車のナンバーなどです。共有する前に、写真を、拡大して、隅々まで、確認しましょう。
スクリーンショットにも、注意が必要です。通知の内容、メールアドレス、名前、他の人の発言などが、写り込んでいることがあります。共有するときは、必要な部分だけを、切り抜く、塗りつぶす、といった処理を、してから共有しましょう。
共有前のチェックリスト
- 位置情報を消した(または、記録しない設定にした)。
- 写真の中に、自宅や勤務先を特定できるものが、写っていない。
- 他の人の顔や名前が、写っていて、許可を得ていない写真が、含まれていない。
- 動画の、音声や背景にも、個人情報が、入っていない。
- 共有する期間を、必要な長さに、絞った。受け渡しが終わったら、リンクを削除する。