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ZIPファイルにパスワードをかける方法と、注意したい点

更新日: 2026/10/24

複数のファイルを、まとめて渡したいときや、大切なデータに、もう一段階の保護を付けたいときに、ZIPファイルは便利です。この記事では、ZIPの作り方、パスワードの付け方、そして、パスワードを付けるときに、誤解されやすい点を、説明します。

ZIPにまとめるメリット

ZIPは、複数のファイルやフォルダーを、1つのファイルにまとめる形式です。ファイルの数が多いときも、受け取る人が、1つのファイルを保存するだけで済みます。ギガファイル便のようなサービスでは、複数のファイルを、まとめて、アップロードできますが、フォルダーの構成を、そのまま渡したいときは、ZIPにすると、確実です。

文書や、プログラム、テキストなどは、圧縮によって、容量が小さくなることがあります。一方、写真や動画、音楽のように、すでに圧縮された形式のものは、ZIPにしても、あまり小さくなりません。圧縮の目的は、「小さくすること」より、「まとめること」と考えるとよいでしょう。

ZIPの作り方(Windows)

Windowsでは、まとめたいファイルや、フォルダーを、選んで、右クリックします。メニューから、「ZIPファイルに圧縮する」(バージョンによっては、「送る」から「圧縮(zip形式)フォルダー」)を選ぶと、ZIPファイルが、作られます。ファイル名は、あとから、変更できます。

ただし、Windowsの標準の機能では、ZIPに、パスワードを付けることが、できません。パスワードを付けたいときは、7-Zipのような、無料の圧縮ソフトを、使う方法があります。ソフトを導入するときは、公式サイトから、入手してください。

ZIPの作り方(Mac)

Macでは、まとめたいファイルや、フォルダーを、選んで、右クリック(または、control+クリック)します。メニューの「圧縮」を選ぶと、ZIPファイルが、作られます。複数のファイルを選んで圧縮すると、「アーカイブ.zip」という名前で、できあがります。

標準の方法では、パスワードを付ける操作が、わかりにくいため、パスワードつきのZIPを作るときは、Kekaなどの、アーカイブ用のアプリを、使う方法が、一般的です。ターミナルから、コマンドで作ることもできますが、操作に慣れていない方には、アプリのほうが、安全です。

パスワードを付けるときの、暗号化方式の違い

ZIPのパスワードには、大きく、2つの暗号化方式があります。古くからある、「ZipCrypto」と呼ばれる方式は、強度が低く、専用のソフトを使うと、比較的、短い時間で、解読されるおそれがあります。新しい、「AES-256」という方式は、強度が高く、現在は、こちらを選ぶことが、勧められています。

圧縮ソフトの、パスワードの設定画面で、暗号化の方式を、選べることがあります。7-Zipなどの場合は、「暗号化方式」の欄で、「AES-256」を選びましょう。受け取る側のソフトが、AES-256に対応していないと、開けないことがあるため、あらかじめ、相手のソフトで開けるかを、確かめておくと、安心です。

また、パスワードを付けても、ファイルの名前の一覧が、パスワードなしで、見えてしまう形式があります。ファイル名そのものが、情報になる場合は、ファイル名も、暗号化する設定のある、7z形式などを、検討してください。

パスワードの決め方

  • 他のサービスで使っているパスワードを、使い回さない。
  • 名前、誕生日、電話番号など、推測されやすいものを、避ける。
  • 長めの、英数字と記号の組み合わせにする。短いパスワードは、総当たりで、見つかりやすくなります。
  • パスワード管理アプリなどで、安全に、保管する。メモ帳や、付箋に書いて、パソコンに貼ることは、避けます。
  • ファイルごと、または、相手ごとに、変える。1つのパスワードが、漏れても、被害を、限定できます。

パスワードの渡し方:メールで続けて送るのは、効果が限られる

「パスワードつきのZIPを、メールで送り、直後に、同じ相手に、別のメールで、パスワードを送る」という方法は、広く、行われてきました。ところが、同じ経路で、続けて送ると、メールを、盗み見る人は、両方を、見られるため、保護としての効果が、限られるといわれます。この方法は、見直す企業や、官公庁が、増えています。

パスワードは、ファイルとは、別の経路で、渡すのが、基本です。たとえば、ファイルのURLは、メールで送り、パスワードは、電話や、別のメッセージアプリで、伝えます。さらに、ファイルを共有するときは、保存期間を短くして、必要がなくなったら、すぐに削除すると、リスクを、減らせます。

ZIPのパスワードに、頼りすぎない

パスワードつきのZIPは、あくまで、偶然や、通りすがりの閲覧を、防ぐための、手段のひとつです。ファイルが、悪意のある人に、渡った場合や、パスワードが、推測された場合は、中身が、見られるおそれがあります。非常に重要な情報は、そもそも、共有しない、または、専用の、安全な手段を、使うことを、検討してください。

共有する範囲を、絞る、期限を短くする、不要になったら削除する、といった基本の対策を、あわせて行うと、安全性が、高まります。Dropyで共有するときも、共有期間を、必要な長さに、絞り、受け渡しが終わったら、リンクを削除する習慣を、つけましょう。

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